写真家(フォトグラファー)の仕事
写真家(フォトグラファー)とは、自分で撮った写真または著作権を販売して主な収入源にしている人です。趣味で写真をやっている人は言うに及ばず、会社勤務のカメラマンなどはそう呼ばないのが一般的です。
大別して報道(取材)、広告、アートの3つのジャンルがあります。どのジャンルも専門的な写真の技術が必用であり、兼任できるほど甘くはありません。アート写真家は画家と基本的に同じですが、稀に
一般の素人カメラマンが突然注目を集めてプロになる
ケースがあります。
報道カメラマンは写真の技術に加えて勇気と体力が要求されます。戦場カメラマンともなれば命をも惜しまない人でなければ務まりません。広告カメラマンは写真技術が最も重要で、ライティングや特殊撮影のアイディアでも実力が評価されます。
写真家(フォトグラファー)になるには
大学や専門学校で基礎を学び、有名な写真家のアシスタントを数年やってから独立するのが一般的です。しかし中には趣味で撮っていた写真が出版社の目に留まり、いきなり写真集を出してしまう人もいます。
写真はカメラという機械があれば撮れますので、突然プロになる可能性は誰にでもあります。
写真家(フォトグラファー)の収入
写真はカメラのシャッターを切るだけで1つの作品が出来上がりますので、その値段(著作権料)は一般的に絵やイラスト並みとはいきません。報道や取材関連の場合、100枚の写真を出版社や新聞社に送っても
採用されるのはその中の1枚 (~ヘ~;)ウーン
ということが多く、特に貴重なショットであっても報酬は5万円ほどです。月に3回の取材に出たとしても年収は200万円にも満たない厳しい世界です。広告写真の場合は写真の技術料を高く取れますが、景気が悪いと広告が減るので収入は安定しません。
写真家(フォトグラファー)として年収1000万円以上を稼ごうと思うなら、アート写真家を志すしかありません。写真の場合には、昨日までズブの素人だった人が天才写真家として世に出るケースがありますので一攫千金のチャンスは誰にでもありそうです。作品はカメラのシャッターを切るだけで出来てしまいますので、あとはとにかく作品を発表すること。インターネットは最も手っ取り早い方法です。
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