画家の仕事
画家とは、単なる自分の趣味で絵を描いている人ではなく、描いた絵が生活の収入源になっている人を一般的に指します。つまり「職業画家」のことで、目安としては1号(はがきサイズ)が1万円以上で売れれば職業画家として認められている証です。最近では
イラストレーターとの区別が難しくなっています
が、イラストレーターの作品は主に印刷媒体やネット媒体で使用されるのに対して、画家の描いた絵は複製を作らない一点ものとして売買されるのが基本です。
絵に限らずアート作品の売値や売れ行きは景気の動向に大きく左右されますので、安定した収入を得るのは類まれな才能を持った人かパトロンと呼ばれる熱狂的なファンを獲得している人くらいのものです。
画家になるには
芸術系の大学や専門学校で基礎を学ぶのが普通ですが、学歴は不問の世界です。有名な公募展に出品して入賞し、名声を上げるのが常套手段です。
画家の収入
画家だけで生計を立てられる人は全国でも一握りの人だけです。いくら有名な先生であっても世の中が不景気だと絵は売れません。かといって売値を下げるのはプライドが許さなかったり、高値で以前買っていただいた方のことを考えたりで簡単にはできません。
絵を販売する場合にはギャラリーの借賃や画商のマージンが差し引かれますので手取りは半額ほどになります。標準サイズの絵は6号〜8号ですが、1号が1万円の設定で計算すると、年間で100枚売れて年収は約400万円です。最初のうちは都会で定期的に個展を開催しますが、絵が売れないと大きな出費となります。まずは自分の絵のファンを獲得しなければなりません。
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