バーテンダーの仕事
バーテンダーとは基本的に、酒場(バー、パブ、スナック、ホテルなど)のカウンターでカクテル(調合酒)を作ってお客に提供する職業をいいます。日本では略してバーテンと呼びますが、これは日本がまだアメリカ占領下にあったころに一般に広まった職業名とされます。
カクテルやその他アルコール類の給仕の他、重要な仕事として接客があります。ここでの接客は「会話」を指しており、お客の多くはバーテンとの楽しい会話を期待してカウンターに座ります。会話が上手なバーテンほど人気があり、店が繁盛するので売り上げも伸びます。
ルックスが良ければなおさらいいですが、さほど問題にならないようです。とにかく明るくて話上手な人が求められます。
この仕事のおいしいところは大きく2つあります。一つには上流社会の人たちにコネ(人脈)ができること。そのコネを使って別の仕事で成功することも可能です。二つ目は、とにかく女(異性)にモテること。バーテンというだけで色気が数倍アップするようで、ウソのようにもてる...とみんな言います。
ぶさいくなバーテンでも例外なくモテます。またガールズバーといって女性バーテンの店も人気ですが、彼女たちは男性客から毎晩のように口説かれます。
マイナス面としては、社会の底辺の仕事をしている劣等感が一番目にあげられます。あとは昼と夜が逆転した仕事の嵯峨で、生きている実感がもてないとか、気だるさを引きずっている感がとれないなどあります。
バーテンダーになるには
学歴も資格も不問。ただし、民間団体が発行するバーテンダー資格を持っていれば、大きな店やホテルで採用されやすくなります。
日本バーテンダー協会(NBA)が運営管理するNBA認定バーテンダー資格証書などがあります。
バーテンダーの収入
比較的大きな店やホテルのバーで正社員として採用された場合で年収400万円前後。なお、この仕事をしている人のほとんどはアルバイトで時給は1000円ほど(深夜勤務なのでかなりの薄給)。
収入面でも体力面でも若いうち(20代〜30代前半)にしかできない仕事であり、一日でも早く店長になって、行く行くは自分の店を持つという人生プランをしっかり持つことが大事です。
バーテンダー関連ページ
- シェフ(コック)
- 昔は「コックさん」と呼んでいましたが、最近では「シェフ」と呼ぶのがオシャレかつ礼儀になっています。要するに洋食系食堂(レストラン)で調理をする人ですが、大きな店になると様々な階級があり、調理長だけををシェフと呼びます。
- 板前、すし職人
- 板前の就労環境も基本的にはコック(シェフ)と同じですが、専門が日本食ですので使う道具や食材や調理方法が全く異なるため進路ははっきり決めておかないといけません。途中から転身するのは容易でないからです。
- 宅配ピザ屋
- 最も大変なのが配達であり、これをどう効率的にさばくかが黒字と赤字の分かれ目となります。
- パン職人
- 12時間超えの労働時間でしかも重労働ですので将来のビジョンをしっかり持つことが大事です。つまり、独立開業という夢をずっと持ち続けることです。
- パティシエ
- 本場フランスではレストランで出す料理の担当ごとに名前が付けられており、デザート担当が「パティシエ」なのです。
- 和菓子職人
- 今はかなり厳しい状況にある和菓子業界ですが、この食文化がなくなってしまうことは考えられませんので頑張って続けていれば道はきっと開けることでしょう。
- ソムリエ
- 一般的な認識として、ソムリエは高級レストランに従事している人です。ですので、そういったお店で働くためには知名度のある資格を持っている必用があります。