測量士の仕事
測量士とは、建物の建設予定地を測量する職業です。測量したデータは図面化し、報告書としてまとめます。クライアント(仕事の依頼主)は国や県の他、土地家屋調査士や不動産会社、弁護士や司法書士といった民間もあります。
この仕事の特徴は、ほぼ半々の割合で屋外勤務(測量)と屋内勤務(図面書きと報告書作成)があること。そのためメリハリがあって気分転換しやすいといいます。しかし測量する現場は街中ばかりではなく、どちらかというと奥深い山林が多いため
登山家並みの体力
を要します。それは道なき道を進む探検隊であり、かなり危険な場面に遭遇したりします。スズメ蜂やイノシシ、そして熊。でも
一番の大敵は毒蛇のマムシ (ノ゚ο゚)ノ ウァーォ
だそうです。噛まれたら近くに病院はないので細心の注意を払いながらの作業です。
この職業も公共事業の減少で生き残りが厳しい現状です。さらに国や県の仕事を請け負うと逆に赤字が膨らむとされ、各測量会社は民間からの仕事を取りたがる傾向にあります。仕事の奪い合いは激化しており、より高度な測量技術を持った人が求められています。
測量士になるには
測量士になるには測量士の国家試験に合格する方法と、大学や高等専門学校で測量技術の単位を取って一定期間の実務を行う方法の二種類があります。
測量士の収入
平均年収は400万円ほど。残業と休日出勤が多い仕事ですが、ほとんどの会社で休出手当や残業手当が出ていないようです。まったく割に合わない仕事だと嘆く声が多い一方で、自分の仕事にヤリガイを感じている人も少なくありません。
測量士関連ページ
- 建築士
- 一級建築士の平均年収で500万円前後。難関試験を突破してのこの年収は全く割に合いません。
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