建築士

建築士

建築士の仕事

建築士とは、一般住宅や公共の建物の設計と工事管理を行う職業です。設計の仕事はCAD(コンピューター)で行いますので、昔のように製図板に向かうことはなくなりました。また工事監理の仕事とは建築工事の現場監督ではなく、工事に関わる作業者のマネージメントになります。

 

 

建築士の資格としては一級建築士、二級建築士、木造建築士の3種類がありますが、それぞれ請け負うことのできる設計の規模が異なります。木造建築士は木造の設計しかできず、二級建築士は鉄筋の設計ができるものの大きさに一定の制限があります。一方で一級建築士はあらゆる建築物の設計ができます。2005年に起きた構造計算書偽装事件(耐震偽装事件)をきっかけに、特に一級建築士試験の

 

 

難易度は上昇傾向

 

 

にあります。

 


建築士になるには

  高等学校(高専)、大学、専門学校
          ↓
       建築士試験
          ↓
   設計事務所(会社)の入社試験
          ↓
         建築士

 

 

 

 

一般的に建築士と聞けば個人(フリー)で仕事をしている印象がありますが、実際には会社や事務所勤めのサラリーマンがほとんどです。フリーで食べていけるのは世界的に有名な建築デザイナーだけで、彼らは芸術家として成功した事例に相当します。

建築士の収入

一級建築士の平均年収で500万円前後。難関といわれる試験を突破してもこの年収ですので

 

 

全く割に合わない (;`皿´)

 

 

と言わざるえません。その背景には建設業界の不況があり、弱小の設計事務所は次々と廃業に追いやられています。やっと生き残っているところでは当然のことながら建築士を含む従業員の賃金がことごとくカットされています。長時間の残業にもかかわらず残業代もボーナスも出ないというのは普通のようです。

 

 

建築士として高収入を望むのであればゼネコン(建築工事を一式で請負う大手建設会社)に入社するか、公務員(役所の建築課)になるしかありません。どちらにせよ狭き門であり、学力だけでなく強力なコネも必用です。間違っても独立開業を考えるべきではありません。

 


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