図書館司書の仕事
図書館司書とは、国公立の図書館または学校図書館で働く職業です。具体的な仕事は、本の貸し出し及び返却受付け、蔵書の整理と配架、新書選びと登録、イベントの企画と準備、古書の修理、読書指導やアドバイスなど。
この職業を希望するのは毎日を
書籍に囲まれて仕事ができる
ことを大いなる喜びと感じる人ばかりです。給与や待遇が少々悪くてもかまわないといった傾向があり、そのため数少ない募集枠に応募が殺到するのが慣例となっています。臨時職員やパートは他の事務職より
明らかに薄給
であるにもかかわらず、ひとたび募集がかかれば100倍を超す応募があるといいます。
公務員数や公務員給与の削減が取りざたされる中、国公立図書館の正規職員は今や絶滅危惧種になりつつあります。また、大きな図書館を持つ大学も少子化の影響で経営難です。必然的に臨時職員やパートの割合が増えるわけで、話によると地方では正規職員が一人もいないという図書館もあるそうです。
図書館司書になるには
大学、短大
↓
図書館司書資格 ※講習を受けるだけ
↓
公務員試験(国公立図書館の場合)、または教員採用試験(学校図書館の場合)
↓
公務員、または学校教諭
↓
図書館に配属
これは正規採用の場合であり、臨時職員や嘱託やパートの場合は特に資格や学歴は必用ありません。正規職員になるには上記過程で公務員または学校教諭となり、図書館へ配属されるのを待つことになります。配属希望を出しても枠がほとんどないので
宝くじに当たるようなもの
です。なお、図書館司書資格は必須ではなく、あると有利といったていどです。
図書館司書の収入
正規職員の場合、公務員給与または学校教諭給与が適用されます。臨時職員やパートの場合、年収は200万円に満たないようです。
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