僧侶の仕事
僧侶とは、仏教(お釈迦様の教え)をもって祈祷や葬祭の法要をする職業です。元来は僧(お坊さん)の集団を意味していたようですが、現代においては一人でも”僧侶”といいます。
一般的に日本人は無宗教であり、ご都合主義です。バレンタインデイやクリスマスといったキリスト教の習慣を真似する一方で元旦には神社(神教)参りをし、お盆やお彼岸にはお寺(仏教)に出かけます。そんな国民性の中で全国に僧侶が30万人以上いるというのは、僧侶の仕事が現代社会において重要な役割を果たしている証拠といえるでしょう。
人は最後には”神頼み”をするもので、だからこそ宗教があります。しかし今日の仏教ほど日本人によって使い勝手のよい宗教は他にありません。自分の都合のいい時だけ利用できるのですから。キリスト教やイスラム教や他の宗教ではそういうわけにはいかず、毎日をその宗教と向かい合って生きていかねばなりません。お寺のお坊さんは一定の料金さえ払えば必用なときにだけ祈祷や供養をしてくれますし、定期的にお寺にお布施を持って行かないからといって特に文句を言われたりもしません。ある意味で
ビジネス化されたところが支持される
わけです。とはいえ、僧侶として一定の仕事をこなすには相当の勉強と苦行が必用となります。檀家さんの悩みを聞いたり、説教をして癒しを与えるためには単なる心理カウンセラー並みの知識や経験だけでは通用しません。
僧侶になるには
仏教系の大学 中学、高等学校、一般の大学
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僧侶免許を取得 師匠の下で修業をする(小僧)
↓ ↓
(師匠の下で修業をする) 僧侶免許を取得
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僧侶 僧侶
小僧として修業を積みながら中学〜高校に通う人や、社会人を離脱してお寺に入門する人など様々。最も多いのは父親がお寺の住職で、仏教系の大学を出てから先代の後を継ぐケース。実家がお寺でない場合には大き目のお寺に就職することになります。
僧侶の収入
就職僧侶の場合、平均年収は400万円前後。実家がお寺の場合にはお寺の規模により収入はピンキリです。お寺の維持費で
赤字経営
のところもありますし、逆に
高級外車に乗っている
住職もたくさんいます。σ( ̄∇ ̄;)わて?
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