旅客機パイロットの仕事
旅客機のパイロットは機長と副操縦士の2名搭乗が義務付けされています。副操縦士となる平均年齢は25歳、機長にはそれから10年かかります。勤務形態は月のうちの10日が搭乗、10日が待機、残りが休日になります。健康管理が徹底しているので
十分な休養を与えられています。
旅客機パイロットの任務は、どんな気象条件やトラブル発生時であっても乗客を最大限安全に目的地まで送り届けることにあります。そのためには頭脳明晰は言うに及ばず、強靭な精神力と健康な体を持っていなければなりません。特に視力は重要で、裸眼で1.5以上。これは強制視力(めがね、コンタクトレンズ)が可となっている自衛隊パイロットよりもはるかに厳しい条件です。
旅客機パイロットになるには
高等学校
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4年制大学
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航空会社
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パイロット自社養成コース
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ライセンス(航空従事者技能証明書)取得
↓
旅客機パイロット
高等学校、大学、短大
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航空大学校
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ライセンス(航空従事者技能証明書)取得
↓
航空会社
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旅客機パイロット
確実で最短なのは、航空大学校を卒業する道です。高校から直接受験できますが、航空会社に就職するには大学からの受験が有利です。なお、大学は2年目の単位を取得すれば受験資格があります。
4年制大学から航空会社への入社は倍率が極端に高い上にパイロット養成コースに行けるかどうかはわかりません。
旅客機パイロットの収入
国内大手の航空会社の場合、平均年収は副操縦士で1200万円。機長は2000万円です。国内中小や海外航空会社になると、その7割以下にまで落ちるようです。
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