船乗りの仕事
船乗りとは、商用船(漁船以外)で働く人たちです。大きく分けて職員(オフィサー)と部員(クルー)がおり、職員にも航海士、機関士、通信士、事務員がいます。
国家資格である海技士免許が必用なのは航海士、機関士、通信士になります。
船乗りになるには
航海士、機関士、通信士になるには商船高等専門学校、海上技術学校、海上技術短期大学校、海技大学校などの専門系の学校を卒業後に国家試験である海技士試験を受験することになります。
クルー(甲板、機関、無線、事務)になるには海技士免許は必要ありません。クルーとして乗船履歴を重ね、そこから海技士試験を目指す人もいます。
船乗りの収入
年収が最も高いのは航海士であり、平均で700万円前後。これも1等〜3等で格差があり、また内航と外航とでも格差があります。次に機関士と通信士で平均年収は500万円前後。クルーになると平均で300万円前後です。
海運業界は景気後退の影響を受け、どこの船会社もリストラや賃金カットを厳しく行っています。新卒社員を取らない会社も多く、従業員の高齢化が問題となっています。
回りを海に囲まれた日本という国にあっては欠くことのできない仕事だけに、業界全体の将来性は永遠に安泰です。
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