WEBデザイナーの仕事
WEBデザイナーとは、ホームページ(WEB)のデザインをする人というのが本来の意味ですが、実際にはホームページを製作する人を指します。また”製作”には、パソコン顔面に映し出されるデザインの基本構成、各デザインパーツの描画(フォトショップ、イラストレーター、フラッシュ使用)、HTMLコーディング、スタイルシート(CSS)のコーディング、プログラミング(JavaScript、Ruby、PHP、Perl、Python)、サーバー設定(データベース、データ転送)、コンテンツのライティング(タイトルや文章の作成)など、つまりはホームページを閲覧可能にするための全ての作業が含まれます。
大手のホームページ製作会社の場合、チームを組んで仕事を分担するのが一般的です。そのため各担当者は自分の専門分野を極めていくこととなり、結果として完成したホームページは質の高いものとなります。なお、チームにはWEBテクニカルディレクターやWEBディレクターがおり、その上にはWEBプロデューサーがいます。
コンピューター業界では
30歳定年というのが常識
となっていますが、このWEBデザイナーもこれに含まれます。そして大手会社で管理職の地位に就けなかった人のほとんどは独立するか転職するかのどちらかになります。この業界は既に飽和状態ですので独立して成功する可能性はほとんどゼロに等しく、独立開業したものの結局は転職するケースが後を絶ちません。
WEBデザイナーになるには
ホームページ製作会社、または広告会社の採用試験を受けるだけ。学歴や資格は必要ありません。WEBデザイン専門学校やWEBデザイン技能士の資格がありますが、はっきりいって企業(プロの世界)ではほとんど役に立ちません。学費が無駄になるだけですので、さっさと就職した方がいいでしょう。
特にこの業界は若い人重視ですので、歳を重ねるごとに採用される可能性は低くなっていきます。
先にあげたWEBデザイン専門学校に通ったりWEBデザイン技能士の資格を取得してSOHO(在宅ワーク)を考える人は少なくありません。ホームページ製作の仕事はパソコン1台とインターネット環境さえあれば誰でも手軽に開業できてしまうからです。しかしながら、大手の会社でないと大きな仕事を受けることはできず、かといって個人のクライアント(顧客)も大手の会社に根こそぎ持っていかれます。とても弱小個人のWEBデザイナーが仕事を取れる世界ではありません。
WEBデザイナーの収入
大手会社の従業員平均年収には大きな幅があります。それは勤続年収や肩書ではなく、完全な実力で評価された結果によるものです。WEBデザイナー見習いの場合、時給800円で年収200万円ほど。残業がハンパなくあり、その全てに残業手当がつくことはありませんので実質の
時給は驚くほど安い (T_T)
のです。逆にカリスマデザイナーとか、看板デザイナーと呼ばれる人たちは年収1000万円もザラのようです。
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